身近な場所に必ず存在する病院。そんな中で看護師が接していく人たちは性別も異なれば、年齢もバラバラ。患者さんの場合には、様々な年代の方がいますから、「上手にコミュニケーションが取れない」という方も多いと思います。「同年代の患者さんであれば、どう対応すれば良いかなんとなく分かるけれど、年配の人の場合にはどう対応したら良いか分からない」と感じている方もいるでしょう。
そんな方は、まずは挨拶からしっかりと行うと良いでしょう。人と接する際に基本となるのは、挨拶。入院病棟を担当している看護師の方であれば、朝であれば「おはようございます」というのが基本の挨拶。中には、「自分から言い出せない」という方もいると思いますが「おはようございます」であれば会話を無理に続ける必要はないため、無理なく話しかけることが出来るでしょう。大きな声で、明るく挨拶をしていくことで、患者さんとの関係も少しずつ近づくはず。「相手が挨拶をしたら、挨拶をすれば良いだろう」と思っている方もいると思いますが、自分から挨拶をしないということは、患者さんは「自分を下に見ている」と思われてしまうこともあります。そのため、自分から積極的に声をかけることが大切。昼間に合った時には、「体調はどうですか?」といったように積極的に声をかけることが出来れば、患者さんとも打ち解けやすいでしょう。挨拶を積極的にしていくだけでも、患者さんとの関係性は変わってくるはずですよ。
「なかなか、患者さんと打ち解けることが出来ない」と感じている看護師の方は、まずは挨拶からはじめてみませんか。何よりも、自分から積極的に挨拶をしていくことが大切。挨拶が帰ってこなくても、毎日続けていることで患者さんからも挨拶が返ってくるようになり、コミュニケーションの糸口がつかめるはずです。